
Update 1997/3/24
天井で回る大きな扇風機の風は心地よい、この風を受けながら6時に起床すると、オーナーとともに早めの朝食をとり、宿の前からピックアップされてフレザー島に向かう。オーナーに頼んで貰った今日のディツアーは
Australian Pacific Day Tour 社が催行するツアーで、「FRASER ISLAND IN
A DAY」というものでAU$ 115 。宣伝文句には Guided Eco Tours, Rainbow
Beach, 90KmBeach Highway, 4WD Tourig on Fraser, Lake McKenzie, Eurong
Beach, Freshwater Creeks, Unique Wildlife, Ancient Rainforests, Free
Hotel Pick-up / Drop off
と書かれている、今日は今にも雨の降り出しそうな天気だがどうなるのだろうか。
昼食がおわると我々は黄色い車体の4WDバスに乗り換え、いよいよフレーザー島に向かうことになる、レインボー・ビーチ沿いの道を走り、岬の先端に出ると岬の先端も一面白い砂浜、そしてこれから海を渡っていく目的の島も白い砂浜であり、バスの中で歓声があがる。バスは砂にタイヤをとられないように一気に浜辺に接岸しているフェリーに乗り込む、500m
位の海峡だがここには橋などなく、このフェリーが唯一の島へ渡る手段である。
島に着いたバスは最初20分くらい低潅木の森の中の道を走る、車の走る道はやはり白い砂が固められた道である、そしてその後は自然の砂浜に出て、波打ち際をひたすら走り続ける、ここは素晴らしい浜辺なのに完全に自然が残っている、波打ち際を30分も走っただろうか、やっと人工的な建物が見え、この島では珍しい宿泊施設にたどり着く、ここで数人の観光客をピックアップして、島の中央部にあるマッケンジー湖に向かう。
真っ白い砂の中に澄んだ水を蓄えたマッケンジー湖は素晴らしい湖で、砂も水もこの世のものとは思えない程澄んでいる、この景色を晴天の日に見ることが出来なかったことを後悔しながら、湖畔を散策すると近くの茂みの中からディンゴ(野生の犬の一種)が現れたり、湖畔で泳ぐ人の水着が澄んだ水で浜からも見えることに感動したりする。
マッケンジー湖に着いたころから急激に悪化してきた天候は、4WDバスに乗り込んだころから雨となり、島のセントラル・ステーションにつくころには雷雨となり、クリークと森の散策は中止となってしまう。このため、バスの運転手が気をきかせてくれ、帰りはフェリー乗り場まで全て浜辺の波打ち際を走り、レインボー・ビーチに着いてからも浜辺のドライブとなった、そしてその時、天気は回復し、フレーザー島の方向に虹がかかった。

私がフレーザー島を訪れた時は天候が悪く、フレーザー島のいい部分を半分も感じられなかったと思う、しかし、マッケンジー湖の白い砂浜と澄んだ水、小さなクリークを流れる水、そのクリークの底の光る砂、美しい浜辺と浜辺のあちらこちらにわき出る水、この水と白い砂の上に育つ植物は砂漠で見るような低潅木から、熱帯のジャングルのような植物までと多彩であり、無学な私にもこの島の地質的特異性と植生の神秘を感じさせるものがあり、ここが世界遺産の一つに選ばれているのもうなずけた。
個人的にはこの島を訪れて、ここはあまり人間に荒らされないほうがいい、観光客が増えない方がいいと思った。けど、もし訪れる人のために一言アドバイスをしましょう、あなたが自然を愛し、アウトドアが好きな人なら、2泊3日くらいのスケジュールでフレーザー島を訪れることをお奨めします、島で宿泊して十分に時間があるなら、湖めぐりをして淡水で泳ぐことも、延々と続く浜辺で海水浴もできます、それに浜辺では釣りも出来るし、短時間のジープのレンタルもありますから、自分で波打ち際のドライブもできます、それに私が経験出来なかった、クリークの探検やホエール・ウオッチングも出来るみたいなので時間を余すことは無いと思います。