Update 1997/8/7


<<戻る>> <1、フランス北西部・城塞と城館巡り> <2、パリの6日間
<3、
イタリア周遊旅行> <4、コート・ダ・ジュールの祭り
ベェネツィア観光

 ここはサンタ・ルチア駅前、目の前にヴァポレットの乗り場があり、左手にはスカルツィ橋が見える。ここのこの青空と海の匂いが不思議に心を落ち着かせる。ヴァポレットの乗り場で、24時間チケットを購入すると、さっそくサンマルコ広場に向かう、ヴァポレットから見る水路や街並みはなんとなくワクワクさせるものがあり、ヴァポレットの路線図とベェネツィアの地図が頭に入る頃にサンマルコ広場に着く。

 サンマルコ広場のヴァポレット降り場は広場から少し離れており、多くのお土産屋の屋台が並ぶ海岸沿い道を歩いていくと、急に視界が拡がりサンマルコ広場があらわれる、この広場には多くの観光客と鳩が集まり、白を基調とした広場に青い海と空の色が映える。そして、サンマルコ広場の鐘楼に登るとこの広場とともにベェネツィアの全景を見渡すことが出来、ベェネツィアという異空間を再認識することが出来る。


 鐘楼から降りると迷路のような街を歩いてサンタルチア駅に向かう、ベェネツィアの魅力とはこのような迷路の様な街並みの中の小路、水路にかかる大小の橋、水路を行くゴンドラや小舟、そして店先に並ぶきらびやかなガラス細工の中にある、ここでは旅人は路に迷うことを恐れることはない、小路の奥には小さな広場がありそこにはここに住む人の素朴な暮らしがあり、行き止まりの道端には子猫が待っていたりと、それぞれに新たな出会いが待ち受けているのである。そして宿や広場に戻る時は、運河か観光客を探して少し歩けば、後は大路か基点となる橋へ導いてくれるのである。
 この日、私はほぼ1日中、時間も忘れてベェネツィアの街の中を歩き回った、そして日も暮れかけた頃にサンマルコ広場に戻り、そこで食事をとると、完全に日が暮れた夜の運河をヴァポレットに乗りホテルに戻った、これはなんともロマンチックでしたね、まあ、私は男の一人旅でゴンドラには乗りませんでしたが、これはよかった。

 次の日、朝からムラーノ島に向かう、私の乗ったヴァポレットには花束を持った人が多くおり、この人たちは途中の墓の島サン・ミケーレ島で降りる、私も一瞬ここで降りてみようかな? とも思ったが、この鎮魂の島に降りるには不似合いな格好をしていたので遠慮した。
 ムラーノ島は静かな島で、ベェネツィアに比べて時間がゆっくりと流れているような気がする、運河では多くの人が釣り糸をたれているし、小路の奥にはガラス細工の工房では職人がタバコをふかしていたりする、これらの工房の中には観光客に工房内を公開している所もあるので、のんびりしたい人はぜひ訪れてみてください。

 この日はメーデーの祝日で晴天、サンマルコ広場は昨日以上、凄い人出で身動きもままならない、私は混雑を避けリド島に向かう。海には多くのヨットや船舶が出ており、夏のバカンス・シーズンのような雰囲気である、そして、訪れたリド島もバカンスの島であった。島に着くとまず感じるのが建物の違いであり、緑の多さである、そして島を縦断して南側に行くとそこにはビーチが広がり、高層のホテルが立ち並ぶ、この島もベェネツィアとは雰囲気がまた違う。

 
 ■ ベェネツィアのまとめ
 私にとってローマが期待はずれのものであったのに対して、ベェネツィアは常にワクワクさせてくれる街であった。小さな島の中には想像以上の素晴らしい世界が拡がり、島によりその顔も異なるのが印象的で、いつまでもさまよっていたいと思わせるものがあった。
 しかしながら、祝日は多くの観光客が島に入り、リアルト橋やサンマルコ広場は人で溢れ、街並みの中の小路も人波で渋滞していた。ここでカーニバルが行われる時期や、バカンス・シーズンはこんなものでは済まないと考えると、行く時期は十分に検討した方がよいのではないでしょうか。
 


<<戻る>> <1、フランス北西部・城塞と城館巡り> <2、パリの6日間
<3、
イタリア周遊旅行> <4、コート・ダ・ジュールの祭り
kojif1@mb.infoweb.ne.jp:ご意見・ご感想を聞かせてください。