Update 1997/5/30
夕方にノートルダム寺院を訪れると、入り口の電光掲示板に「本日6時よりミサ」と表示されていた、私はクリスチャンではないが、オルガン音楽や賛美歌は好きなので、このミサに参加することにして教会の椅子に腰を降ろした。
時間が近づくと参加者が多くなり、私の隣りにはフランス人女性と黒人男性が座った。そして10分ほど前になると、今日のミサのパンフレットが配られ、これと同時に寺院内にはパイプ・オルガンの音が響き、やがて何曲かの賛美歌が歌われ、これらの音が全て無くなり、寺院に静寂が訪れると、塔の上でミサの開始を知らせる鐘が連打されていることがかすかながら聞こえてくる。
そしてこの静寂を破るパイプ・オルガンの音が再び聖堂を包むと、全員が起立し入場してくる司教たちの一行を迎える、彼らは聖堂内を一周して祭壇に立ち、この後、儀式と賛美歌、そして説教が整然と行われる。これらミサの中に身をおいているだけで、心が洗われ、振るえるような感動を与えてくれるのだからキリスト教は凄いと思う、ちょっと皮肉に考えるとこのミサを行う寺院の巨大で荘厳な建築物もこのミサの儀式も、周到に考えられた演出であるようにも思える、でもこれがヨーロッパの文化を作って来たのだから大したものだ。
このようにしてミサが終了に近づくと、寄付を集めるカゴが回ってきて、最後はミサ終了の合図と共に、参加者は両隣の人々と抱擁(? 抱き合って軽くキスするやつ)をします、私はボーッとしていますしたが、隣りの女性に促され抱擁し、隣りの黒人の長身の男性ともしなければならないのかなと思っていると、隣りの男性は手を出してきて、握手して無事ミサへの参加は終了しました。ミサに参加した人はこの後、御聖体拝領を受けていましたが、私は洗礼を受けていないのでこれは辞退しました。
最後に、このミサへの参加がこの旅の中でも別格の素晴らしい経験でした、ぜひこのような機会があったらみなさんも参加してみてください。それから、このレポートの記載の中で使用した言葉等についてはクリスチャンの方から見たら間違いがあるかもしれませんが、その点についてはご容赦ください。
