「エーゲ海クルーズとエジプト10日間」
Egypt & Greece
Update 1997/2/8
4日目
12月27日(金)
03:00 モーニング・コール
03:45 朝食 ホテル バイキング
04:30 ホテル出発
06:15 カイロ発(MS131)
座席24A
07:15 ルクソール着
午前 ルクソール・ナイル河東岸観光
◎ カルナック神殿
● カルナック神殿入場料 EL20(*T)
● ミネラル・ウォーター(中) EL3
◎ ルクソール神殿
● ルクソール神殿入場料 EL20(*T)
昼食 ホテル バイキング
● ビール追加料金 EL6
午後 ルクソール・ナイル河西岸観光
○ 王家の谷
● ミネラル・ウォーター(中) EL3
● 王家の谷地区入場料(3墓入場可) EL20(*T)
● 王家の谷内カメラ撮影料 EL10
● ツタンカーメンの墓入場料 EL40
△ アラバスター工房
Pyramids for Alabaster Luxor
● アラバスターの灰皿、大2個、小2個 EL170(VISA)
◎ ハトシェプスト葬祭殿
● ハトシェプスト葬祭殿入場料 EL12(*T)
○ メムノンの巨像
夕食 ホテル バイキング
● フレッシュジュース追加料金 EL5
<OP>カルナック神殿音と光のショー
● カルナック神殿音と光のショー $30
宿泊 ルクソール メルキュール 301号室
MERCURE
Corniche El Nil St, LUXOR Tel 95-374944
● ミネラル・ウォーター(大) EL4.5
■ 使用金額 $30 EL 71.5
カード使用 EL 170
朝食のバイキングに使われたレストランはまだ4時前なのに、多くの客がいる、今ここで食事をしている人たちの殆どはルクソールへ移動していく観光客である。また、このレストランの近くに写場では結婚式の写真を撮っているエジプシャンカップルがいる、なんかエジプトって変わった所である。とにかく今日から数日はエジプトを縦断して観光するのだから、相当なハードスケジュールになることは覚悟しなければならない。
ところで、少し話がそれますが食事の話をちょっとしておきます、エジプトに入国時に添乗員からは生水は絶対禁止、また、現地の水を使って洗浄している野菜サラダ及びフレッシュジュースには十分注意をしてくださいとのアドバイスがあった。私はこの点においては旅行中には、生水、酢の物(乳製品以外の発酵させた食べ物)、固形化した(変性した)油は口にしないことにしており、ビタミンと炭水化物、乳製品は極力とり、疲れた時は無理しても糖分をとることにしているので、添乗員さんのアドバイスは参考にしながらもエジプトでは生野菜、フレッシュジュースはとりました、一方、生水はまったく飲まず、歯磨きもミネラルウォーターで行い(風呂に水をはった時水が汚かったので)、前菜によく出てくるすっぱい一品料理には手を付けず、他のものは日本以上に食べていた結果は、特に体に異常をきたすような問題はありませんでした、最後のほうに少し腹がゆるみ軟便になりましたけど。しかし、同じツアーの人の中には腹を壊したり、ダウンした人も多かったので、やっぱりエジプトは要注意地域です。
さあ、朝の4時半、我々はルクソールに向かって出発すると、空港に向かうバスは、同じように空港へ向かう車とカーチェイスを始める、このスピードで前の車を抜くこともないだろうと思うが、エジプト人は違うらしい、「プッ、プ、プ」ドケドケとでも言うかのようにクラクションを鳴らす、しかし前方の車もよけようとしない。運転手はまだ交通量の多くない道路で、中央分離帯があるのに対抗車線に入り、無理矢理に前を走っていた車をかわし、前に出ると「プー、プー」と抜いたことの喜びを表現するかのようにクラクション鳴らす。日本人にはエジプトの人々の運転マナーもクラクションも理解できない。エジプトには信号も車線もあるが、車の運転手にとってはこんなものは無いも同然で、人間よりも車優先の世界である、人間が道を渡ろうとしていると「プ、プ。」と注意を促し、怒れば「プッ、プ、プッー。」、あいさつでは「プー、プ。」、これでは街が静寂を取り戻す時はありやしない。
早朝の飛行機に乗り、カイロをたち、ルクソールに着くと、ルクソール空港は砂漠の中、砂漠の国エジプトに来たという実感がする。我々の荷物はポーターが運び出すが、35人のツアーは何をするにも時間がかかる、この荷物の取り出しにも時間がかかり、今日の日程も遅れていきそうな気配が・・・。


<以上写真 カルナック神殿>
我々がルクソール東岸の観光で最初に連れて行かれたのはカルナック神殿であった。カルナック神殿は予想以上に巨大な神殿で壮大、すごいの一言である。はっきり言って、私はピラミッド以上にこの神殿には感動した、それはピラミッドがTV等で見すぎていたことと、あれが人間が作り上げた建造物とは想像出来なかったからだと思うが、この神殿は違う、確かに人間が長い時間をかけて組み上げたものであり、壁画や彫刻に人間臭さが感じられ、巨大な1本1本の列柱に親しみが感じられる。

ルクソールは歴史の都、世界中から観光客が集まる、彼らも何人かのグループ毎にガイドが付き、カルナック神殿のあちこちで各国の言葉のガイドの声が響く、日本語、英語が多いがフランス語、アラビア語、スペイン語なども聞こえ、中には中国語やハングル語も聞こえる、やはりここは世界の観光地である。
それから、ここには何本かのオベリスクがある、私はオベリスクという言葉は知っていたが、それがどういうものか知らず、ここで始めてオベリスクを見た。ああ、ワシントンに立ってるやつだな(実は、ここからワシントンやパリなど数都市に寄贈されたものである)、『Xファイル』でときどき写ってたなぁ、なんて思って近づいていくと、四面に彫刻された象形文字の素晴らしさに驚き、さらに尖部を見上げると、その高さと不思議な感じに驚かされる、ここで感じた不思議さというのは、オベリスクが空に突き刺さり、これが本当に天まで続いているんじゃないだろうか、これはもしかしたら神と交信していとのではないかというものである。無神論者の私が神の存在を一瞬感じた瞬間であった。
カルナック神殿での感動もあるのか、暑くなりTシャツ姿になり、次のルクソール神殿に向かう、ここは多くが修復中で、カルナック神殿よりは小さいがより繊細な神殿であり、神殿の上にイスラムの寺院が立てられていたりして、かつてこの神殿が地中に埋もれていたことが実際に見て理解出来る。またこの神殿には地元の小学生たちがたくさん見学に来ており、カルナック神殿よりはローカルでほのぼのとした雰囲気もする。
<写真 ルクソール神殿>
午前中の観光が終わり、ルクソールの街中で買い物をし、今日泊まる予定のホテルで昼食をとり、午後はホテルの前にある船着き場からフェリーに乗りルクソール西岸に向かう。

<写真 ルクソール西岸へ>
東岸が巨大な遺跡と人が生きずく街なのに対して、ルクソール西岸は川沿いの農地があるだけで残りは、砂漠の丘陵地帯とその対比は別世界のようである。考古学や壁画美術にあまり興味のない私には、いかにも死者の世界といった風情の砂漠地帯の荒涼さに感動する、しかし、この砂漠はさらさらとして砂でなく、ゴツゴツとした礫岩の砂漠である。

そんな礫岩の砂漠の谷の中に王家の谷がある。ここで入場時に少しトラブルがあった、墓の撮影チケットは通常は墓1墓につきEL5だが、EL10ルピーチケットを買わされる、これには現地ガイドも抗議をするが、抗議を無視され困惑。ラムセス4世の墓守りに再び抗議すると、「今日は観光客が多くカメラチケットのEL5チケットが無くなった、チケット売場の男はカメラチケットの代わりになるものを探しEL10のチケットを使ったのだろう、アイツは要領が悪いからチケットの額面がEL10だから、EL10払わせたのだろう、でもそれではかわいそうだから、この墓での撮影はただでいい、他の墓で撮影チケットを使え。」ということになった。エジプトの人って真面目なんだろうか、いいかげんなんでろうか?
王家の谷ではラムセス4世の墓や、特別料金を払ってツタンカーメンの墓(カメラ禁止)などを見たが、僕にとっては特に感銘はなく、ガイドブックに書いてあった世界がそこにあるという感じだった。墓自体はガラスの衝立で保護されているものや、壁画が剥きだしのものなど様々であり、立体感のある壁画や彫刻には思わず触れてみたくなる(実際に私は誘惑に抗しきれず、壁面を撫でていて係員に怒鳴られた。壁画さんすみません、私が触れたために1年くらい早く風化するかもしれませんね。)。
王家の谷のある礫岩の渓谷、夏はすごい暑さとなり50゜くらいになることもあるそうである。礫岩の渓谷といえばグランド・キャニオンを思い出すが、あそこもこんな感じなのだろうか、私にとっては墓自体よりこの荒涼とした渓谷が気にいった、ここで『スター・ウオーズ』なんかの映画撮影がされ、火星の風景だなんて言われたら信じちゃうよななんて考えながら、観光ルートをはずれ渓谷を登っていくとまた係員に怒られ観光ルートまで追い帰らされた、今日はよく怒られる日だ。
<写真上 王家の谷、写真左 墓内部の壁画>
王家の谷の後、この日の午後は、アラバスター工房、ハトシェプスト葬祭殿、メムノンの巨像と回り、東岸に向かうフェリーに乗る頃には、ナイル川に夕日が沈む時間となっていた。私の参加したこのツアーは確かに重要なポイントを短時間に見せてくれるが、さすがに疲れる。実感としてはカルナック神殿は一日いてもいいポイントであったような気がした。
6時夕食、7時にはこの日の最後のスケジュール、カルナック神殿音と光のショーに向かう、さすがに疲れと今日のショーが英語であることから参加者は一桁と少ない、しかし、このショーは全行程の中で一番幻想的なものだった、とても文章で表現出来ないので4枚の写真で雰囲気だけでも伝わればと思います。



<写真 カルナック神殿音と光のショー>
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