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「エーゲ海クルーズとエジプト10日間」
Egypt & Greece
Update 1997/1/25
3日目
12月26日(木)
07:00 モーニング・コール
07:45 朝食 ホテル バイキング
08:45 ホテル出発
午前 カイロ市内観光
◎ モハメッド・アリ・モスク
● モハメッド・アリ・モスク入場料 EL20(*T)
◎ ギザの3大ピラミッド見学
● ピラミッド地区入場料 EL20(*T)
● クフ王のピラミッド内入場料 EL20(*T)
● クフ王のピラミッド内カメラ撮影料 EL5
● ミネラル・ウォーター(中) EL2.5
○ スフィンクス
△ パピルス販売店
Pharaohs Papyrus
Sphinx Square - Nazlet El-Samman Giza - Cairo - Egypt Tel :
3850805
● パピルス 大1枚、中3枚、小2枚、しおり13枚
EL549(VISA)
昼食 地中海シーフード「CAVIAR」
● ビール追加料金 EL6
午後 カイロ市内観光
◎ 考古学博物館見学
● 考古学博物館入場料 EL20(*T)
● 考古学博物館内カメラ撮影料 EL5
● 考古学博物館ミイラ室入場料 EL60
<OP> ピラミッド音と光のショー
● ピラミッド音と光のショー $30
夕食 ホテル バイキング
● ビール追加料金 EL6
宿泊 カイロ ラムセス・ヒルトン
● ミネラル・ウォーター(大) EL4.5
■ 使用金額 $30 EL 89
カード使用 EL 549

今日の予定は7時のモーニング・コールから始まるはずだったが、昨日の飛行機の中での不規則な睡眠のせいか、午前4時には完全に目が醒めてしまった。そこで荷物の整理と、今日の見学の準備をしていると、まだ外は暗いのに5時すぎからは街中にコーランを詠む声が聞こえてくる、なんかこの時始めてイスラム教の国家に来たんだなって実感して、ホテルの部屋の窓をあけコーランを聞きながら外の空気を吸う、この時の空気が澄んでいてすがすがしかったなんて書けるといいのですが、実際はほこりっぽい空気で砂と排気ガスが混じった空気でした、それに窓を開けるとコーランの声だけでなく、車の騒々しいクラクションの音まで聞こえてくる、これがカイロなのです。
7時、朝日に輝くカイロの街を散歩する。この時感じたカイロの街のイメージは喧騒と活力とが渦巻く古い街並みという感じで、古くからある街に無理やり現代の大都会を押し込むとこういう感じになるんだろうなと思った。カイロの街にピラミッドや砂漠のイメージを持ってくるとギャップが大きい。
朝の街でも車は恐ろしいスピードで交差点を駆け抜ける、日本のような明確に分かる横断歩道なんていうものもなく、ましてや信号機などもどこにあるのか、道路の横断には慣れるまでが大変で、まるで新入学の小学生のように、何度も左右を確認して走って道路を渡り、朝の散歩を続けた。
<写真上右 モハメッド・アリ・モスク全景、写真左 モハメッド・アリ・モスク内部>
頻繁に鳴らされる車のクラクションに最初はびくついていたが、それにも慣れてホテルに戻る道を歩いていると、次第に視界が拡がっていき、道端で乗合タクシー(合同通勤の車かも)を待っている人々の好奇な視線や、タクシーの運転手が乗らないかと鳴らすクラクション、道端に転がるゴミの山にまで注意が向くようになる。少しこの街にも慣れたのかなって思うと嬉しくなる、旅行はこの瞬間が楽しい。
ホテルに戻るとホテルの周辺には機関銃を構えた兵士が警護しているし、入り口では金属探知器の門をくぐらなければならない、これも国情というものでしょう。今日の朝はバス乗り場の朝のラッシュ風景をカメラに収めたかったのだが、ちょっと早すぎたのかそれは出来なかったのですが、満足して朝食に向かう。
エジプトの観光には必ず現地のガイドが付く、そこで我々のエジプト滞在中行動を共にすることになった現地ガイドがオラさんである、彼女は日本大使館文化センターで日本語を学び、2年間名古屋に留学、この2月には結婚してインドネシアに住む予定の女性で、なかなか優秀なガイドらしく、いく先ざきでガイド仲間から声をかけられていた。そして、オラさんに今日の朝の話をすると、エジプトのラッシュアワーは9時〜11時で、街の喧騒を味わうにはこの時間に市場やバスターミナルにいかなければならないとのことだった。このようにオラさんは話やすく、今後いろいろな僕の疑問に答えてくれることになる。
エジプトの観光はモハメッド・アリ・モスクから始まった。カイロといえば目指すはピラミッドと考えていたので、このモスクのことはあんまり知らなかったのですが、市内の喧騒を抜け、小高い丘の上のサラディン城塞までくると、巨大なイスラム様式のモスクに圧倒される、それは日本ではあまり見られない円形ドームと尖塔(ミナレット)により構築された建物で、色彩美や豪華さはないが土色のその異様に引き込まれる。そしてそのモスクの中に入ると外観とのギャップにまた驚かせる、外の異様さとは異なり、そこは色彩と光の世界である、壁や天井に描かれた鮮やかな模様とステンドグラスを、天井から釣り下げられた多くのランプやライトが浮かび上がらせる。宗教的で幻想的な世界に今回のツアーに参加したことを感謝した。

カイロの気温25゜、モスクと城塞からのカイロの眺めを堪能すると、いよいよギザのピラミッドに向かうことになる。再び街の中を抜け、ピラミッド通りを行くと、30分ぐらいでバスの車窓の左手、ここには珍しいゴルフ場の緑の先にピラミッドの先端が見えるようになると、ツアーの面々から歓声が上がる、長い時間をかけてやっとここまで来たという感動であり、後から考えると、ピラミッドとの出会いの中ではこの時の感動はが一番だった。
バスはビラミッドの手前で一度止まり入場券を買い、クフ王のピラミッドの前で停まると、我々は降車してピラミッドの見学となる。目の前にそびえ立つ巨大なピラミッド、そこで僕は混乱した、そう今まで何回もTVなので見てきたそれが今目の前にあるのに、感動がわき上がってこない。ピラミッドに対する思いこみがありすぎたのかもしれない、もしくは、このような巨大な物の前では人は思考が停まってしまうのかもしれない。
大きすぎてどこから見ていいのか分からないままクフ王のピラミッドを見回し、一辺が身長ほどもある石に触れ、そこに作られた階段を登り、ピラミッドの中に入る。ピラミドの内部の狭く暗い空間は空気が淀み、すごく熱く、臭い。少しずつ気持ちが落ちついて来るのが分かり、大回廊の石組みに目を見張り、王の玄室にため息が出る、しかし、ここにはそうながくいられる所ではない。
暑い内部から脱出して、ピラミッドの大きな石の上に座る、午後になると東に面したピラミッド内部への入り口付近はピラミッド自体の影で日陰となり、石の冷たさがたまらなく心地よく、そこでカイロの街を見ながら吸うタバコがまたおいしい、俺の近くではネコも休んでいる。この時始めて、エジプトのピラミッドの素晴らしさや、これを作った人の偉大さと歴史を強く感じた。
いつまでもそこにいたかったが、ツアーではそうもいかない。その後ギザでは、メンカウラー王のピラミッドの奥にある丘から3つのピラミッドを眺め、ここでラクダに乗る人は乗っていた。その丘を下りると、今度はスフィンクスに立ち寄る、いろいろな方向からピラミッド群を見たが、私が一番よいと思ったのは、スフィンクスの河岸神殿から見るピラミッド群です。
スフィンクスの近くのパピルス店「Pharaohs
Papyrus」でパピルスの説明を聞いた後、お土産用にパピルスを買った、私が買ったのは今年の入試センター試験の世界史Bの問7で出題された、死者が神の審判をうけている様子を描いたものを中心に数点のパピルス絵としおりでした。
<写真上 クフ王のピラミッドの内部への入り口、写真下左 スフィンクス見学、写真下右 河岸神殿から見るピラミッド>

ここまでの行程でだいぶ時間はおしていた、昼食は2時すぎ、地中海シーフードとのことで期待していたが、単なるフライ料理で少しがっかり、また、ビールはコクとキレは無いが、フルーティーではあるが、温くてまずいかった、この旅では店によりビールはよく冷やしてあるものと、温いものが交互に出る状況で、食事の際の飲み物をどうするかおおいに迷った。
カイロの考古学博物館に着いたころには、もう夕方で慌ただしい見学となった。ここで展示されているものは、多くが教科書で見たもので、旅行のガイドブックに詳しく書かれているので、私は記さないが、本物を自分の目で見ることは、写真で見るのとはまったく違います。
さあ、この日の最後のスケジュールはピラミッド音と光のショーです。このショーはスフィンクスがピラミッドに関する歴史を語っていく形式で進められ、語られているピラミッドが照明に映し出されたり、レーザー光線も使われ、光のショーとしては素晴らしいのかもしれませんが、私には日本語のナレーションがただしらけさせるものであり、近くの野犬の鳴き声もうるさく、ちゃんと防寒着を着ていったのに、この日の寒さとつまらなさに座って最後まで見ている気にはなれなかった。私はこのショーはお奨めしません。
<写真右 ピラミッド音と光のショーの座席>
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